『フィクションのなかの警察: 目にみえない「組織」とそこで働く「個人」』
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2024/7/26
出版社内容情報
事件は「現場」だけで起きてるんじゃない!!
日本の警察小説において、警察という組織の描き方は大きく変化した。 1990年代後半、横山秀夫の出現をさかいに、警察小説は多様化し、様々な警察組織の在り方を描くようになり、それらはドラマやアニメなどにも波及していった。 本書では、横山秀夫の作品を出発点として、警察小説における冤罪というテーマ、2000年代以降出現した公安警察を舞台とした公安小説、そこから派生した監察部門を描いた小説を扱うことで、現代日本の警察小説の全体像を浮かび上がらせる。 ●強烈な個性を持つ刑事はなぜ描かれなくなったのか?
●冤罪はなぜ起こるのか?
日本の警察小説において、警察の描かれ方はどう変化してきたのか?
下記のような方へおすすめ
○警察小説を書いている/書きたい
○文芸批評や表象文化論に興味がある
警察関係者も必読! 警察小説・ドラマ・映画がよりわかり、楽しめる文芸批評! 【目 次】
はじめに
イメージとしての警察/ミステリーの中の警察小説/横山秀夫から始まる警察小説史
第一章 組織と負荷―横山秀夫
第二章 運命から「あざなえる縄」へ―冤罪小説
第三章 刑事小説のオルタナティブ―公安小説
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